工業・情報化部弁公庁がこのほど発表した「第3陣グリーン製造リストの推薦に関する通知」の中で、グリーンサプライチェーン部分は初めて紡績服装を申告範囲に入れ、業界の代表性が強く、影響力が大きく、経営実力が強く、グリーンサプライチェーン管理の基礎が良いコア製造企業がグリーンサプライチェーン管理モデル企業を申告することを奨励した。

ここ数年来、中国紡績工業連合会は「科学技術、グリーン、ファッション」を紡績業界の新たな位置づけとし、業界がグリーン原料、グリーン設計、グリーン生産、循環応用を手掛かりとして、紡績業界のグリーン発展を持続的に推進することを提唱している。しかし、紡績業界のグリーン発展には依然として大きな向上余地があり、実践の中で絶えず理念を改善し、重点をつかむ必要があり、特にグリーンサプライチェーンの発展においてより大きな突破を求める必要がある。

一、革新管理方式による協同転換の強化

紡績工業は高速発展すると同時に、大量のエネルギー資源消費と汚染物質排出をもたらした。2012年の環境統計データによると、調査・統計された41の工業業界のうち、紡績業の廃水排出量は23億7000万トンで3位、紡績業のCOD排出は工業業界の中で第4位である。

資源環境の制約を解消し、紡績工業のグリーン発展を加速させるためには、政府の監督管理を強化すると同時に、環境管理方式を革新する必要があり、特に市場化と社会化手段の応用を強化し、政府の監督管理、市場駆動と公衆参加の協同管理システムを形成し、一連の組合せ拳を打ち、企業のグリーン転換と発展を推進する。グリーンサプライチェーン管理は市場に基づく革新的な環境管理方式であり、コア企業と上下流企業との供給関係に依拠し、購買を絆とし、コア企業が展開するグリーンサプライヤー管理、グリーン購買などの仕事によって形成された順方向の激励を通じて、上下流企業のグリーン化レベルの共同向上を牽引する。

紡績業界にとって、その産業チェーンは長く、製造過程による生態環境の影響は大きい、端末製品の季節的特徴は明らかであり、しかも消耗品に属し、社会的需要量は大きい。グリーンサプライチェーンの構築を通じて、企業、特にリーディングカンパニーの牽引作用を発揮し、「点帯線、線帯面」の構造を形成し、紡績製品の設計、生産、流通、販売、回収、再利用、処理などの段階に対して環境管理を行うことができ、同時に設計業者、供給業者、生産者、物流業者、ディーラー、消費者などの多方面の主体行為方式の転換を推進することができ、さらに環境に優しい織物生産と消費モデルを形成し、織物の全ライフサイクルの生態環境影響を低減する。

二、制度の整備環境誘導企業の強力な実践

近年、国は『工業グリーン発展計画（2016-2020年）』『グリーン製造工程実施ガイドライン（2016-2020年）』『紡績工業発展計画（2016-2020年）』『グリーン製造システム建設の展開に関する通知』『グリーン製造企業グリーンサプライチェーン管理ガイドライン』などの一連の政策基準を公布し、グリーン製造モデルなどの支援プロジェクトを実施し、積極的に導入した